歯の色について
歯の色についての投稿を!ここ山武郡東金市、鈴木歯科医院より発信します!
そもそも色!?とは
日本大百科事典によると
色、または彩(いろど)りのこと。色の科学としての色彩学の始まりは、光がスペクトル色で成立しているというニュートンの発見(1666)にさかのぼるらしいです。
大きな進展をみるのは19世紀後半以降であり、比較的新しい学問分野であるといいます。しかし自然を含めて生活環境のなかにみられる数々の色彩が、さまざまな意味で人間の目と心を刺激し、ついには色彩に心を託す形での生活文化の発展を促してきた歴史には古いものがあります。
古代社会においての色彩、例えば赤や黒といったものは
赤⇒『魏志(ぎし)』の「東夷伝(とういでん)」倭人(わじん)の条に「朱丹(しゅたん)(赤土の意)を以(も)ってその身を塗る云々」と記されている。これは呪術(じゅじゅつ)的立場とか、自分が別格の存在であることを顕示しようとした人々が、その身体を赤系統の色料で塗彩粉飾したことを表しており、色彩を意識的に生活に取り入れた原初的な形の現れ
黒⇒この時代にもっとも恐れられたのは肉体や魂を破壊するとされた悪魔であり、そのため黒を穢(けがれ)の色と見立て、この色には悪魔も近寄らないと考えて、黒色の布や糸を身につける俗信が生まれている。『万葉集』に「倭文手纏(しづたまき)数にもあらぬ命もてなにかここだくあが恋ひ渡る」(巻4・672歌)とあるが、ここにある倭文手纏は、人々が病魔除(よ)けとして腕に巻いた黒い糸、または腕輪状の黒い布であったなどといった興味深い記述もありました。
では本題に近づく“白”について調べてみると意外なことも分かります。
昔、日本では喪服は白だったということ。韓国、中国では今でも白の喪服の地域はありますが。白の喪服の意味とは
夫を亡くした場合は「あなたの死とともに私も死にました」、「夫以外の人には染まらない」という意味もある。「あなたの色に染めて欲しい」という婚礼の白無垢とは逆になる。ということには驚かされました。とても感慨深い意味を持っております。
また一般的には白色は灰色や黒色と同じ無彩の色です。光を反射する最も明るいこの色は暗い色を引き立てます。信頼感や清潔感といったクリーンなイメージを与えるので高い好感度があります。光を透過する白は健康には一番良い色とされています。白の真っさらな状態は始まりや出発といったスタートを印象づけます。
さて本題です。
歯の色味って気になる方多いですよね。
相手への印象も歯の色味で大きく変わってくると思います。
今日は、歯の色味について書いていきたいと思います。
そもそも着色の原因とは?
内的要因と外的要因があります。
内的要因
(薬の副作用などによるもの加齢によるもの など)
外的要因
(コーヒーやタバコなどによる色素沈着=ステイン)
着色を予防するには?
歯の表面はつるつると滑沢です。これは滑沢なことで歯の表面に細菌がつかないようになっており、清潔な状態を保てるようになっています。
*表面を傷つけない
その表面を研磨剤などでゴシゴシと強く磨いてしまうと、細かな傷がついてしまいます。するとその細かな傷に細菌や汚れがつきやすくなり、結果としてステインの沈着にも繋がってしまうのです。
*飲食後の習慣
コーヒーやお茶、さまざまな飲み物や食べ物にステインが含まれていると前述しました。これらのものを飲食した後にうがいや口をゆすぐことで、ステインの主成分を洗い流し、ステインの沈着を防止することができます。
着色を落とすには?
歯科衛生士によるクリーニングや、ホワイトニングをお勧めしています。
クリーニングでは超音波でステインを浮かし落とす方法や、ホワイトニングは直接薬剤を使い、漂白し白くすることができます。
ご希望の方はスタッフまで気兼ねなくお問い合わせください!