「歯ぎしり」についてのお話し
~歯と食べ物で健康に~
現代はストレス社会とも言われており、
今回はそんなストレスが原因で夜中に無意識でしてしまう、「歯ぎしり」についてのお話しです。
「歯ぎしり」と聞くと一般的に悪いものだと想像しがちですが、実は睡眠中にストレスを発散させ、脳と体を守るストレスマネジメント機能を担っていると言われています。
ですが、食事のときの噛む力の数kg~30kg程度に比べ、睡眠中の歯ぎしりは無意識下で行われているため50kg~100kgを超える力が出ています。
50kg〜100kgという、過剰な力で歯や、顎を痛めてしまったり、虫歯や歯周病で歯が弱っているところに歯ぎしりが加わると細菌が引き起こす被害が大きくなってしまいます。
「歯ぎしり」は、犬歯がしっかり噛み合わない、あるいは奥歯ばかりで歯ぎしりするようなお口だと、犬歯の支えがなく、直接奥歯に強い力がかかってしまいます。
「歯ぎしり」は無意識下で行われているため自覚していない方もいらっしゃいます。
例えば、治療しても繰り返し詰め物が取れる・壊れるといった方は「歯ぎしり」をしている可能性があります。
《歯ぎしりがする悪さ》
・力のかかる場所が傷んでくさび状に欠ける
・直接欠ける
・すり減る
・ヒビが入る
・被せ物、詰め物が取れる
・被せ物の間に隙間ができる
・歯が割れる
・細菌感染
こんなにも悪さをすることが分かっています。
歯を守る方法には大きくわけて3つあります。
まず1つ目は、ストレスを減らすことです。
歯ぎしりが減るイメージトレーニングを行ったり、ストレスへの対処法を知ることです。
2つ目は歯ぎしりを誘発する原因である、習慣や癖を改善することです。
生活習慣を見直したり、日中の噛み締めをやめるよう意識したり、睡眠の質を向上させたりすることが重要です。
そして3つ目は歯科で噛み合わせを修正することです。
山武郡東金市の歯医者、鈴木歯科医院ではナイトガードと呼ばれるマウスピースをオススメしています。
このマウスピースを上の歯にはめて夜寝ることで、歯を守ります。
また、矯正治療を受けて噛み合わせを根本から改善するのも効果的です。
歯ぎしりは無意識下の行動なので完全に止めるというのは難しいですが、歯ぎしりの影響を抑えることはできます。
ぜひ、ご自身の歯を歯ぎしりから守りながら、山武郡東金市の歯医者、鈴木歯科医院で定期的メインテナンスで虫歯や歯周病も防いで一生使う歯を大切にしていきましょう。