歯の豆知識

DENTAL COLUMN

発展途上国の歯科事情


発展途上国における歯科事情は、一般には資源の不足、アクセスの制約、健康教育の不足などが挙げられます。以下は、主な課題や取り組まれている改善策についての一般的な情報ですが、国や地域によって状況は異なります。

  1. アクセスの制約: 多くの発展途上国では、適切な歯科医療へのアクセスが制約されています。歯科医療施設や歯科医師の不足があり、遠隔地域では特に問題が顕著です。
  2. 健康教育の不足: 正しい口腔衛生に関する知識や健康習慣の不足が見られます。十分な歯科健康教育が提供されていないため、虫歯や歯周病などの口腔疾患が予防されていないことがあります。
  3. 予防の不足: 歯科予防サービスやフッ素の普及が不十分であるため、虫歯の発生が増加しています。予防的なアプローチが不足していることが、治療が必要な状況を招いています。
  4. 経済的制約: 多くの人々が歯科治療を受けることが難しく、経済的な要因が歯科ケアへのアクセスを妨げています。
  5. 基本的なインフラストラクチャーの不足: 歯科医療のための適切な施設や装備が不足していることがあります。これにより、適切な歯科治療が提供されにくくなっています。

国際的な歯科援助団体や非営利団体が、発展途上国において歯科ケアの向上に取り組んでいます。これには歯科医師や歯科衛生士の派遣、歯科キャンプや健康教育プログラムの実施、基本的な歯科設備の提供などが含まれます。また、現地の歯科医療インフラの強化や歯科医師の育成に対する支援も行われています。

日本の支援

日本の歯科支援の一般的な傾向や取り組みについて

  1. 派遣医療団体の活動: 日本からは歯科医師や歯科衛生士を含む医療団体が発展途上国に派遣され、無料の歯科診療や健康教育を提供しています。これらの団体は、歯科治療の不足が深刻な地域で積極的な役割を果たしています。
  2. 技術支援と設備提供: 日本の歯科関連企業や団体は、発展途上国において歯科診療のための機材や設備の提供、技術的な支援を行っています。これにより、現地の歯科医療インフラの向上が期待されます。
  3. 国際協力機関との連携: 日本は国際連合機関や非営利団体などと連携し、歯科ケアに関するプロジェクトやプログラムに資金や専門知識を提供しています。
  4. 教育プログラムの支援: 歯科医師や歯科衛生士の教育プログラムに対する支援も行われています。現地の歯科医療従事者のスキル向上や専門知識の共有を通じて、持続可能な歯科医療の構築が目指されています。

当院院長(私)もベトナムの歯科支援で2回ほど途上国のサポートをした経験があります。少しでも途上国の歯科事情が良くなり、笑顔で過ごせる子供たちが増えればと切に思います。

次回は当院歯科衛生士がセミナー受講で学んだことを投稿いたします。

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