世界各地の歯科事情!セミナーで学んだこと 歯科衛生士T
:世界各地の地域医療 野中愛恵 先生
先日セミナーを受講してきました。世界の歯科事情を目の当たりにし自らを考えることができました。共有させていただきます。
世界の歯科事情は国によって異なり、経済的・社会的な要因、歯科保健システムの発展度合い、教育水準、文化的な慣習などが影響を与えています。以下は、一般的な世界の歯科事情に関する一般的な観点です:
- アクセスの不均等: 発展途上国や一部の地域では、適切な歯科医療へのアクセスが制約されています。歯科医療機関が不足していたり、遠隔地域では医療へのアクセスが難しいことがあります。
- 予防と教育の不足: 歯科健康に関する予防的なアプローチや健康教育が不足していることがあります。虫歯や歯周病の予防における基本的な知識や習慣が広まっていない場合があります。
- 口腔疾患の拡大: 世界的に見て、虫歯や歯周病などの口腔疾患は広く見られます。これらの疾患が放置されると、重篤な健康問題に発展する可能性があります。
- 高齢化と口腔健康: 世界的に高齢化が進む中、高齢者の口腔健康に対する需要が増加しています。高齢者は、噛む機能や口腔機能に関する問題に直面することがあります。
- 歯科技術の進歩: 先進国では歯科技術の進歩が著しく、治療法やインプラント技術などが進化しています。一方で、これらの技術が普及していない地域もあります。
- 歯科保険の有無: 歯科治療にかかる費用は高額であり、一部の国では歯科保険の普及が進んでいる一方で、それが不足している地域もあります。
国や地域によってはこれらの課題に対処するために、公共の歯科保健サービス、歯科医療の普及、予防プログラムの強化、国際的な協力などが行われています。歯科の健康促進と予防的なアプローチが強化されることで、より良い口腔健康が実現されることが期待されます。
セミナーでは東南アジアの国々の歯科事情を主に取り上げてくれておりました。
・東ティモール
購入できる歯磨き粉や歯ブラシの種類が少ない。購入金額も買えなくはないが高い。
・東ティモール ネパール
主訴は歯痛がほとんど 抜歯希望も多い。歯の清掃を希望される方は少ない。
・フィリピン
レントゲンはあるが使えないクリニックもある。修理できる人がいなく、部品が高くて買えない。
C3以上は抜歯が多い。補綴(被せもの)治療がないため抜歯後はそのまま
都市部と地方の治療内容に格差がある
・スリランカ
文化に噛みタバコがあり、簡単に手に入る→口腔がんのリスクが高い
・カンボジア
砂糖入りのお菓子が安価に買える
学校の周辺で移動式露店が多数ある
日本の歯科医師免許で開業 治療可能
以上がセミナーで新しく学んだことです。
国によって文化、物価、歯科技術、歯科医師の人数などが異なります。予防の知識がない国もあります。そういった中で日本は優れた歯科技術や医療提供ができていることを改めて知りました。砂糖によって虫歯ができることを知らない子供たちもいます。知識を提供することによって健康になれる方がたくさん世界にはいるのではないかと感じました。歯ブラシ歯磨き粉の種類がたくさんあることも日本に住んでいると当たり前に感じてしまうがそうではないことを知りありがたいと感じました。
鈴木歯科医院では患者さんが健口でいれるように患者さんに予防歯科を伝えていきたです。