子どもの歯ブラシ⑤ 5才の子
~歯と食べ物で健康に~
5歳の子どもの歯ブラシの注意点は、乳歯がそろっている時期であり、さらにしっかりとした歯磨き習慣を身につけるために重要です。この時期に気をつけるポイントを以下に紹介します。
1. 適切な歯ブラシの選び方
- 柔らかい毛と小さめのヘッド:5歳の子どもには、柔らかい毛の歯ブラシと小さめのヘッドを選びます。これにより、歯ぐきへの負担を減らし、細かい部分まで磨きやすくなります。
- 持ちやすいデザイン:子どもが自分で持ちやすいよう、太めのグリップや好きなキャラクターのデザインの歯ブラシを選ぶと、歯磨きが楽しくなります。
2. フッ素入り歯磨き粉の使用
- フッ素は虫歯予防に効果的:フッ素入りの歯磨き粉を少量(小豆粒程度)使いましょう。フッ素は歯のエナメル質を強化し、虫歯を防ぐ効果があります。まだ完全にはうがいが得意でない場合でも、飲み込んでしまっても問題ない量を使います。
3. 仕上げ磨きの重要性
- 5歳の子どもは、自分である程度歯を磨けますが、まだ磨き残しが多いため、必ず大人が仕上げ磨きを行いましょう。特に奥歯や歯と歯の間、歯ぐきの近くは磨き残しやすいです。
4. 歯磨きのタイミングと頻度
- 1日2回の歯磨き:朝食後と寝る前に、1日2回の歯磨きを習慣にします。特に夜は虫歯になりやすいため、寝る前の歯磨きが大切です。
5. 磨き残しが多い場所
- 奥歯の噛み合わせ面:奥歯の溝は食べ物がたまりやすく、虫歯になりやすい場所です。丁寧に磨いてあげましょう。
- 歯と歯の間:歯と歯の間の汚れは歯ブラシだけでは取り除きにくいため、フロスの使用も考慮しましょう。
6. フロスの使用
- 歯と歯の間のケア:歯と歯の間が狭い場合や食べ物が詰まりやすい部分には、フロスを使ってケアを行います。特に奥歯は歯ブラシだけでは十分に磨けないことがあるため、フロスを使うことが有効です。子ども用のフロスピックが使いやすいです。
7. 歯ブラシの交換
- 1〜2ヶ月ごとに交換:歯ブラシの毛先が広がってきたら交換します。広がった毛では効果的に汚れを落とせなくなります。
8. 歯磨きを楽しくする工夫
- 歯磨きに対して前向きな姿勢を持たせるため、歯磨きの歌を流したり、お気に入りのキャラクターの歯ブラシや歯磨きアプリを活用して、楽しみながら続けられる環境を作ると良いです。
9. 定期的な歯科検診
- フッ素塗布やチェック:5歳の子どもは、定期的な歯科検診を受けて、虫歯や歯並びの確認をしましょう。歯科医院でのフッ素塗布も虫歯予防に効果的です。
5歳は、歯磨き習慣をしっかりと確立する大切な時期です。大人が適切にサポートしながら、子どもが自分でもしっかり磨けるように習慣づけていきましょう。
ここでさらに注意は6歳臼歯が生えている子がいることです!いかに注意点を挙げます。
6歳臼歯(第一大臼歯)は、乳歯の奥に生えてくる永久歯で、5歳ごろに生え始めることがあります。この臼歯は虫歯になりやすいため、特に注意が必要です。6歳臼歯が生え始めている5歳の子どもの歯磨きの注意点を紹介します。
1. 6歳臼歯の特徴
- 大きくて深い溝:6歳臼歯は噛み合わせ部分に深い溝があり、食べ物が溜まりやすいため、虫歯になりやすいです。
- 最初に生える永久歯:乳歯に比べてエナメル質がまだ弱いため、特に虫歯のリスクが高いです。
2. 奥歯の磨き方のポイント
- 噛み合わせ面をしっかり磨く:6歳臼歯の噛み合わせ部分は特に食べ物が溜まりやすいので、細かく歯ブラシを動かしてしっかり磨きます。
- 歯ブラシを45度に当てる:歯と歯茎の境目に歯ブラシを45度の角度で当てて、優しく磨きます。これにより、歯と歯茎の間の汚れも落としやすくなります。
3. フロスの使用
- 歯と歯の間をケア:6歳臼歯と他の歯の間に食べ物が詰まりやすい場合は、フロスを使って歯間の汚れを取り除きましょう。特に奥歯の間はフロスで丁寧にケアすることが大切です。
6歳臼歯は一生使う大事な歯なので、しっかりとしたケアが必要です。
当院( 山武郡東金市の歯医者鈴木歯科医院)では歯が生えたら歯医者にとお伝えしております。
むし歯のない健康的な子が育つ東金市!目指していきます!!
では今日も良い一日をお過ごしください。