ショートインプラント No.1
ショートインプラント①
現在存在するインプラントは世界で250種類程にもなります。
ショートインプラントは長さ4~8ミリ!短いインプラントの意味です。本当に大丈夫なんですか?と疑問に、思う方も多いと思います。
そんな疑問に少しでも役に立てばと思います。
ショートインプラントについていくつか論文を紹介します。わかりやすいように噛み砕いた説明をします。歯科医師の方が読む場合は原著を読んでみてください。
短いインプラント、以下ショートインプラントの有用性①
ショートインプラントは下顎管や上顎洞底部に近接したケースに使用される短いインプラントのことです。
昔は10mm以上のインプラントが一般的でしたが、近年では表面性状やデザインの改善により6mm以下のインプラントが各メーカから発売されています。
東金市の歯科医院、鈴木歯科医院ではストローマン社(世界で最も信頼があるメーカー)と京セラ(日本製で私も製作に助言)の2社を使用しております。
文献Ⅰ
定義に関してですが、2016年Al-Johanyらは、長さ10mm未満をショートインプラント、6mm以下をエクストラショートインプラントと定義しており、今回は長さ6mm以下のエクストラショートインプラントを中心にお話していきたいと思います。
最近の報告では、奥歯における6mm以下の長さのインプラント5年残存率(残っている%)は94.1%であとなっており、上顎における残存率(90%)は下顎(96%)よりもやや低い結果となりました。
さらに、この文献では上部構造の連結した場合、連結しないものを比較しており、連結した上部構造ではインプラントの脱落や補綴スクリューの緩みが減少することがわかりました。
結論としては、6mmのインプラントに関してポジティブな文献が非常に多かったです。しかし、5mm、4mmと短くなるにつれて残存率は低下する傾向にあります。
東金市の歯科医院、鈴木歯科医院では短いインプラントを積極的に用いております。理由は、大規模な骨の移植を回避でき、治療期間が短くて済むからです。結果的に手術も簡単になり、早く終わります。治療期間も短縮できます。(骨移植してインプラントの場合は治療期間は1年以上ですが)
そして上記文献にもあったように、すべて連結処置をしており、インプラントが抜けてしまうことを防止しております。
すでに当院にてショートインプラントで行った患者様は87本で脱落は0%です。
このことより、骨が少なくてインプラントができないと言われた方、骨移植が大幅に必要と言われた方に関して使用できると考えております。
Ps:100年時代と言われる現代 最後まで、楽しい食事をとっていただきたい。
健康にこだわるここ東金市の歯科医院、鈴木歯科医院では皆様のお口の健康から全身の健康までお守りしたいと考えております。
私の恩師からの一言
『インプラントをする病院は結婚相手よりも慎重に選びなさい』